イイヨ不動産が不動産活用と地域経済や地域貢献との関係についてご説明します。

owner地域物件を活用していく

飛騨地域（飛騨市・高山市）にとって最も大切なもののひとつが町並みです。地域の気候や歴史、文化、風土によって長い間に形成されてきたものであり、観光地でもある地域にとって貴重な財産となります。

価値のある住宅というのは、白川郷の合掌造りや飛騨高山の古い町並みなど、世界遺産や国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されているものだけにかぎりません。古くから町に残っている家々も地域資源にとって重要なものになります。もちろん飛騨高山や飛騨古川の町並みもそのひとつです。

しかし、残念ながら、少子高齢化などによって、飛騨にかぎらず全国的にも空き家が増加してきています。誰も住まない空き家は老朽化が進み、朽ち果て、中古物件としても評価が下がり、最終的に解体されることも少なくありません。

こうした住宅は壊すしかないのでしょうか。あらゆる物事や価値観がグローバル化で統一されていく中、地域の伝統文化を象徴する町家・古民家は日本・飛騨らしい魅力として未来に残すべきだと考えます。保存、修繕、そして活用することで、カフェやレストラン、宿泊施設など様々な用途によって利用価値が生まれる資産に変えることが可能です。

美しい町並みを形成する町家、あるいは山中に存在するオーベルジュ……。自然と伝統文化豊かな飛騨地域（飛騨市・高山市）の物件は多種多様な魅力を備えています。

owner地域経済と関わる不動産

家を壊すのではなく、保存、修繕、活用することは、地域経済の発展にも大きく貢献します。住宅の修繕やリフォームには、地域に根付いた大工や工務店による技術やサポートが欠かせません。

大手住宅メーカーによる建て替えとなると、全国的にも画一的となってしまいます。飛騨の匠と呼ばれ、古くから継承された技術を持った飛騨の職人が手掛ければ、飛騨らしい建築技術を利用し、地元で得られる木材などを使って改修することになります。

人的資源も物的資源も、地元由来となれば、地域経済にとって大きな効果をもたらします。地域の伝統町家・古民家への投資は、地域経済や伝統技術の継承に貢献する、有力な手段になると考えています。

owner地域貢献をビジネスへ

伝統町家や古民家を活用することが、「地域に貢献しても、ビジネスにつながらない」と考える方もいらっしゃるかもしれません。実際のところ、地域の町並みを再生する事業は、行政の補助事業やNPO団体などの手に委ねられているケースも多くあります。

しかし、最新の材料で建築した新しい建物では表現できない魅力が、時を超えてきた伝統町家・古民家にはあります。町家・古民家を地域の伝統文化や魅力を象徴する場所と捉えることで、継続性のあるビジネスを直接的にも間接的にも生み出すことができます。ヨーロッパの町並みに多くの方々が感動するのと同じように、飛騨地域（飛騨市・高山市）に残る美しい町並みには、世界中の方々を感動させ、新たな繋がりを生み出す力があります。

「家」の中は空間であり、空間の利用方法は無限に広がります。日本及び世界各地と繋がる飛騨地域（飛騨市・高山市）だからこそ、多様な方々が自分らしいビジネスアイデアやライフスタイルに挑戦する環境が整っていると考えています。地域の資源である町並みを守ることが、ビジネスの成功と地域貢献を同時に達成することに繋がると信じています。